2011年7月17日日曜日

兄弟弟子が共同で美容室を

震災関連のニュースを眺めていたら、こんなニュースを見つけた。

ほっとするニュース:美容院で「ゆとり」応援 被害の兄弟弟子、共同で店--宮古 /岩手より

震災でそれぞれの美容院を失った岩手県宮古市磯鶏の平原菊子さん(68)と、同市山口の摂待正子さん(62)が一日も早い街の復興を後押ししようと美容院を共同で開いた。「みんなの協力で店が持てました。一から出直します」。周囲の支援に感謝する張り紙を出した2人に、笑顔がはじけた。

 2人は同市築地のスタイル美容院で、経営者の原田三保子さんから教えを受けて働いた「兄弟弟子」。平原さんは1964年8月に、摂待さんも1年半ほど遅れて就職し、平原さんが独立して自宅に「白菊美容室」を構えるまでの10年間、ともに働いた。摂待さんはその後もスタイル美容院に勤務した。

 津波で白菊美容室は全壊し、スタイル美容院もめちゃめちゃになった。再建は無理とあきらめていた摂待さんに5月初め、ある不動産業者から「美容院が空いたが、やらないか」と話が持ち掛けられた。経営者は津波で亡くなったのだという。途方に暮れていた平原さんに相談し、共同経営が決まった。

美容室を失った兄弟弟子が共同で美容室を始めるって、なんだかいい話だなぁと思った。しかし、二人が共同で美容院を開業することになったきっかけが津波であったが、ふたりに空き店舗が紹介されるきっかけになったのも津波だったというのがなんともやりきれない思いがする。

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